遺言書、大切です。
「でもまだ元気だし」
「とくに遺産もないし、大丈夫でしょ」
・・・わかります。そうですよね。
「遺言書の書き方がわからない」
「自分で自由に書いていいの?形式があるの?」
・・・わからないこともたくさんですよね。
書き方や形式については、また今度書かせていただきます。
今回は遺言書の大切さについて、ちょっと書かせてください。
遺言書で、何が書けるか知っていますか?
財産をどう分配したいか。
「妻には家と1/3の預貯金、残りを二人の息子に半分づつ・・・」
「夫に財産の1/2。残りはお世話になった施設に寄付して欲しい」
「身寄りがないので、お世話になった●●さんに300万円遺贈する。条件として愛犬の面倒を見て欲しい」
いろいろと指定することができます。
誰が遺言書の内容を執行する(実現する)か。
たとえ遺言書を残しても、それを実行しなければ意味がなくなってしまいます。
”遺言執行者”を指定して、遺言書の内容を確実に実現してもらえます。
お墓の管理をする人の指定もできます。
また”付言事項”という、法的拘束力はないけど「なぜこのように遺産を分割したか」や「家族へのメッセージ」なども残せます!!
「最愛の妻へ。毎日幸せでした。あなたに出会えて幸せでした」とか
「家は処分せずに残して、住んで欲しい」とか
「天国で待ってます。ゆっくり来てね」でもOKなんです。
あなたらしい遺言が残せるのです。
相続関係が複雑になりそうな方、争いを防ぐためにも遺言を!
逆に子供はいない夫婦の方、残された配偶者の方の生活を守るために(住む家を守る、財産を確実に遺す)遺言を!
お世話になった方や施設に特別に寄付をしたい方、遺言がないと実現できません。(相続人ではない方に遺したい場合は遺言がないとだめなんです)
まだ早いよ~と思っても、万が一は起こり得るし遺言書を書いておいて困ることはありません。書いた内容を撤回することもできますよ。
どうですか・・・?
ちょっとでも「遺言書、必要だなぁ」と思っていただけたら幸いです。
そして、どう遺言書を作成すればいいのかわからない場合は、お近くの行政書士までお問い合わせくださいませ。
おまけ。
遺言書ではないのですが・・・「死んだらどうなるの?」
そんなのわからない!!というワタクシがオススメする絵本があります。
ヨシタケシンスケさんの書いた『このあと どうしちゃおう』です。
絵本の帯には「しんだらどうなる?どうしたい? いきてるあいだに考えてみよう」と書いてありました。
死んじゃったおじいちゃんの部屋を掃除してたら「このあと どうしちゃおう」と書かれたノートが見つかります。自分が死んだら、どうなりたいか どうしたいかが書かれたノートです。
「天国ってきっとこんなところ」「こんなお墓を作って欲しい」などなど。
「いじわるなアイツはきっとこんな地獄に行く」のページでは、イヤ~な地獄像が描かれています。
・トイレがいっこしかない
・夜寝る前に悲しいお話を聞かされる
・誕生日にもらえるケーキがものすごーく苦い
など。可愛すぎませんか!!
そして「ボク」もノートを書くことにします。それは「いきてるあいだは どうしちゃおう」ノートです。
ほっこりして、可愛くて、でもちょびっと考えちゃう・・・うすくらの大好きな絵本です。
上↑の画像をクリックするとAmazonに飛びます。気になったらチェックしてみてくださいね。
では。
行政書士 臼倉夕佳でした♪